“イハムロ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:いはむろ
語句割合
岩窟100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
纔かにさす薄光りも、黒い巖石が皆吸ひとつたやうに、岩窟イハムロの中に見えるものはなかつた。唯けはひ——彼の人の探り歩くらしい空氣の微動があつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
纔かにさす薄光りも、黒い巖石が皆吸ひとつたやうに、岩窟イハムロの中に見えるものはなかつた。唯けはひ——彼の人の探り歩くらしい空氣の微動があつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
ワヅかにさす薄光りも、黒い巌石ガンセキが皆吸ひとつたやうに、岩窟イハムロの中に見えるものはなかつた。唯けはひ——の人の探り歩くらしい空気の微動があつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
歡びの激情を迎へるやうに、岩窟イハムロの中のすべての突角がタケびの反響をあげた。彼の人は、立つて居た。一本の木だつた。だが、其姿が見えるほどの、はつきりした光線はなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
歡びの激情を迎へるやうに、岩窟イハムロの中のすべての突角がタケびの反響をあげた。彼の人は、立つて居た。一本の木だつた。だが、其姿が見えるほどの、はつきりした光線はなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
歓びの激情を迎へるやうに、岩窟イハムロの中のすべての突角がタケびの反響をあげた。彼の人は、立つて居た。一本の木だつた。だが、其姿が見えるほどの、はつきりした光線はなかつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)