“をぐし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小櫛88.9%
小串11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さしながら昔を今につたふれば玉の小櫛をぐしぞ神さびにける
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
事の秘密は「増鏡」の「つげの小櫛をぐし」の巻にかぎがある。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
早う嫁さんをりなさいな。小串をぐしに丁度よさゝうなのがあつて、東屋の爺さんが話を持つて來たから、も一度よくただして、成るべくならそれにでも極めたいと、お父さんが云うて居つた。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)