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わりばおり
ふりがな文庫
“わりばおり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
割羽織
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
割羽織
(逆引き)
名主文太夫は、
野半天
(
のばんてん
)
、
割羽織
(
わりばおり
)
に、
捕繩
(
とりなわ
)
で、御領私領の入れ
交
(
まじ
)
った十一か村の
秣場
(
まぐさば
)
を取り締まっているような人であった。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
菅笠、
割羽織
(
わりばおり
)
を着けたひとり、岩のごとく道を
塞
(
ふさ
)
いで立つかと思うと、威圧のこもった
音声
(
おんじょう
)
で
鳴門秘帖:06 鳴門の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
見れば成程
割羽織
(
わりばおり
)
に
草鞋
(
わらじ
)
はばき、両刀に
鞘
(
つか
)
袋をかけた旅装でした。呉羽之介は振放しかねて
艶容万年若衆
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
三つ所紋の
割羽織
(
わりばおり
)
に
裁付袴
(
たっつけばかま
)
もいかめしい番兵が三人の人足を先に立てて、外国諸領事の
仮寓
(
かぐう
)
する寺々から、神奈川台の異人屋敷の方までも警戒した。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
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