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ろうにんぎょう
ふりがな文庫
“ろうにんぎょう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
蝋人形
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蝋人形
(逆引き)
「なあ、波越。なんだってこんな
真夜半
(
まよなか
)
、
蝋人形
(
ろうにんぎょう
)
の
張番
(
はりばん
)
をさせるのだろう。
羅門塔十郎
(
らもんとうじゅうろう
)
も時々、奇功に
逸
(
はや
)
って、分らない指図をするぜ」
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
無気味な粘土細工は
蝋人形
(
ろうにんぎょう
)
のように色彩まである。そして、時々、無感動に
蠢
(
うご
)
めいている。あれはもう脅迫などではなさそうだ。
鎮魂歌
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
「私はまたちっとも存じませんで——」お米の頬には
白粉
(
おしろい
)
の下から桃色の血がボッとしてきた。
蝋人形
(
ろうにんぎょう
)
の冷たい顔に
灯
(
あかり
)
が
映
(
は
)
えたようである。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「例の
蝋人形
(
ろうにんぎょう
)
の飾ってある場所の横に」
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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