“れんさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
連鎖88.9%
聯鎖11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
久助君のたましいは、長い悲しみの連鎖れんさのつづきを、くたびれはてながら旅人たびびとのようにたどっていた。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)
二人の眼はじっと遠ざかり行くメェフラワァ号の最後の影にそそがれて居る。メェフラワァは故国との最後の連鎖れんさである。メェフラワァの去ると共に故国のえんは切れるのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
先頃、この魯粛を伴うて、暗夜、ひそかに江をさかのぼり、北岸の敵陣をうかがいみるに、水陸の聯鎖れんさも完く、兵船の配列、水寨すいさいの構築など、実に法度はっとによくかなっている。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)