“れんがば”の漢字の書き方と例文
語句割合
練瓦場100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するとまもなく、ぼぉというようなひどい音がして、水はむくっとりあがり、それからしばらく、そこらあたりがきぃんと鳴った。練瓦場れんがばの人たちは、みんな水へ入った。
さいかち淵 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
石神いしがみ庄助しょうすけがさきに立って、そのあとから、練瓦場れんがばの人たちが三人ばかり、はだぬぎになったり、あみったりして、河原かわらのねむの木のとこを、こっちへ来るから、ぼくは、きっと発破はっぱだとおもった。
さいかち淵 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
庄助しょうすけは、しばらくうでを組んで、みんなのとるのを見ていたが、「さっぱりなぃな。」と云った。けれども、あんなにとれたらたくさんだ。練瓦場れんがばの人たちなんか、三十ぴきぐらいもとったんだから。
さいかち淵 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)