“りょうや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
涼夜50.0%
良夜33.3%
領野16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まことに。涼夜りょうやの一杯は、生けるしるしありとか言いますな。心ゆくまでいただきましょう」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この夜は月えて風清く、野も林も白紗はくしゃにつつまれしようにて、何ともいいがたき良夜りょうやであった。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
いや、あたっていないこともない。芸術の領野りょうやには、国境はなく、よいところは、たれのよさを取ってもよいのじゃ。……もしそれが悪ければ、如雪じょせつ周文しゅうぶん雪舟せっしゅうも、みな剽窃漢ひょうせつかんということになる
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)