“りょうさいしい”の漢字の書き方と例文
語句割合
聊斎志異100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒虫しゅちゅうは材料を聊斎志異りょうさいしいからとった。もとの話とほとんど変わったところはない。(新思潮第四号)
校正後に (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
馬に食わせいほどの金を持って居る江島屋宗三郎は、根岸の寮の雪の一日を籠って、唐本の「聊斎志異りょうさいしい」を読みふけながら、んな途方もないことを考えているのでした。
猟色の果 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
私は聊斎志異りょうさいしいの中の一つの物語を骨子こっしとして、大いに私の勝手な空想を按配あんばいし、「清貧譚せいひんたん」という短篇たんぺん小説に仕上げて、この「新潮」の新年号に載せさせてもらった事があるけれども
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)