“りこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
李固50.0%
利己50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこへ、楚々そそと、盧俊儀ろしゅんぎの妻の賈氏こしが、屏風びょうぶを巡ってあらわれた。李固りこや燕青と共に「——そんな遠出の旅は、思いとまっていただきたい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いやそのお案じには及びませぬ。李固りこ貨車くるまをつけて先に帰してやり、まずお宅さまへ、無事なご消息さえ伝言させておかれさえすれば」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さきに、一日早く北京府ほっけいふを立っていた番頭の李固りこは、約束の旅籠はたごで、主人盧俊儀ろしゅんぎがあとから来るのを待ちあわせていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
利己りこの心にめるさびしさ
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
くなき利己りこの一念を
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)