“よびうり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
呼売50.0%
呼賣25.0%
喚売25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは美しい呼売よびうりの声に釣られて下宿の窓に呼び寄せて納豆を買った可憐な少女が、測らずも感心な孝行娘であったことを、あくる日の新聞記事で知ってからのことでした。少女はその頃十二三でした。
ときころ奧州あうしう得平とくへいふのが、膏藥かうやく呼賣よびうりをして歩行あるいておこなはれた。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そして、群集の頭越しに、喚売よびうりの男の顔をじっと穴の開くほど見詰めていたが、何と思ったか人込みを分けて、つかつかと前へ進み出で
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)