“よしひろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
義弘42.9%
吉廣14.3%
義博14.3%
義厚14.3%
義太14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、そのとき近郷の稲井瀬いないせ五郎ごろう義弘よしひろという者が、手勢をひきいて門前へひしめいて来た。彼はこのへんでの鎌倉目付といわれている男なのだった。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
茶微塵ちゃみじん松坂縞まつざかじま広袖ひろそで厚綿あつわたの入った八丈木綿の半纒を着て、目鏡めがねをかけ、行灯あんどんの前で其の頃鍜冶かじの名人と呼ばれました神田の地蔵橋の國廣くにひろの打ったのみと、浅草田圃の吉廣よしひろ
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
毛の生えた耳の穴の持ちぬしにも似ず、淵辺伊賀守義博よしひろ
然るに天民は出羽國秋田郡久保田の城主佐竹右京大夫義厚よしひろの抱への身分で、佐竹家藏屋敷の役人が「世話を燒いてゐる」ので、町人共が「金子の謝禮はなるまいとのかんちがひ」
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
数学においても荒木村英、久留島義太よしひろ等のごときがそれで、久留島は備中松山の水谷家の浪人であるが、浪人しなければ算術家にはなれなかったかも知れない。