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よしひら
悲命の最期をとげたのは、
頭殿ばかりではない。嫡男の悪源太
義平どのも、次男の朝長どのも、もはや
此世のお人ではない——と云い聞かせた。
上には次男に
朝長あり、長男
義平があるに、その兄弟
頭をさしおいて、父の義朝がわざと三男へ伝家の『
髯切』の一刀に、源太ヶ
産衣をくれておるところを見ても
しがない
白浪の下ッ
端にしろ、剣といえば日本のほこりと合点し、伊勢の
玉纏横太刀や天王寺の七星剣などの
古事はとにかくとして、
天国出現以来の
正宗、
義弘、
国次、
吉平