“よしえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
芳江37.5%
葭江25.0%
美衛12.5%
義江12.5%
芳衛12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玄関を這入って、外套などをかけてある小さなホールで、ドキドキして立止っていると、一方のドアが開いて、サッと明るい電燈が漏れて、そこから芳江よしえの小さい恰好のいい頭が覗いた。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
岩野泡鳴本名美衛よしえ、明治六年一月二十日淡路国あわじのくに洲本すもとに生る。享年四十八歳、大正九年五月九日病死す。爾来じらい墓石なきを悲み、友人相寄り此処にこの碑を建つ。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
日本人にもスキーパを好きな人が多く、藤原義江よしえ氏などはこれを張っている。小味で恐ろしく器用で、決して叫ばない歌い手だ。
おしゃまのユキ坊や、詩人の芳衛よしえさん、画の上手なトクさん、陽気なピロちゃん、チビの鮎子さん……、それぞれ、みな個性のはっきりした、溌剌たるお嬢さんたちだ。