“やりき”の漢字の書き方と例文
語句割合
遣切100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これではとても遣切やりきれないといふので資本もとでの手薄な書肆ほんやはつい出版を絶念あきらめて了ふ。お蔭で下らない書物ほんが影を隠して世の中が至極暢気のんきになつた。
「ま、耐らない、のむべゑが兩人ふたりになられたんじや、私が遣切やりきれないよ。」とお房は無遠慮ぶえんりよにかツけなす。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
『とても遣切やりきれない。茶でもまう。』
赤い杭 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)