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やっこすがた
ふりがな文庫
“やっこすがた”の漢字の書き方と例文
語句
割合
奴姿
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奴姿
(逆引き)
折しも湯島台から、近道を、上野
山内
(
さんない
)
へと急ぐ人と見えて、大なし
絆纒
(
はんてん
)
、
奴姿
(
やっこすがた
)
の
僕
(
しもべ
)
を供につれた
若衆
(
わかしゅ
)
ひとりと、
袖
(
そで
)
擦り合わんばかりに行き違ったのであります。
艶容万年若衆
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
最後に進むは
奴姿
(
やっこすがた
)
の雲突くばかりの大男でニョッキリ
脛
(
はぎ
)
を剥き出しているのもそれらしくて勇ましい。
紅白縮緬組
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そしてまたその市毛甚之丞の傍らに
奴姿
(
やっこすがた
)
をして控えているのが、これぞ逐電先を追い求めてやって来たところの、古高新兵衛馬丁六松であることは、一目にして瞭然でした。
旗本退屈男:03 第三話 後の旗本退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
奴姿
(
やっこすがた
)
の大男が人家の軒から投げた
飛礫
(
つぶて
)
が若衆の危難を救ったのである。若衆は刀を投げ捨てると、飛燕のように飛び込んで行った。手弱女を膝下に抑えたのである。
紅白縮緬組
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
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