“やすぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
安来100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かかる無銘のものは、すべて在銘のものよりはるかに素直でいい。その茶碗の美しいのを能義のぎ郡でも焼いた。広瀬の八幡窯、母里もりの皿山、安来やすぎの皿山、それぞれに美しいものを産んだ。
雲石紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
安来やすぎ節や鴨緑江おうりょっこう節を寄席よせ芸人に劣らぬ節廻しで聞かせるほど、それほど悪達者であろうとは! いつも英語でばかり話していた要が、それを知って驚かされたのはつい最近のことなのである。
蓼喰う虫 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
安来やすぎぶしのおんなは、驚駭おどろきの声を合せた。
光籃 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)