“やごう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
野合54.5%
屋号27.3%
家号18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男女教員の風儀だとか吝嗇りんしょくとか不勤勉ということが村人の眼にあまるのである。ところがそういう村人は森の小獣と同じように野合やごうにふけっているのである。
禅僧 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
故人の弟達や縁者のこころざしだと云って、代々木の酒屋の屋号やごうのついた一升徳利が四本持ち出された。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
春秋座に於て、滝田を疑問視して、芹川を支持しているのは、団長の市川菊之助ひとりである。他は皆、僕の野暮ったさにあきれている。理窟りくつや、という家号やごうを、つけられている。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)