“やくほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
葯胞50.0%
薬方50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花中かちゅうには四雄蕊ゆうずいがある。その長いやくは、葯胞やくほうへんがもとから上の方にき上がって、黄色の花粉を出している特状がある。このようなやくを、植物学上では片裂葯へんれつやくと称している。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
天保六年のうまれであったから、病を発したのが十六、七歳の時で、今は二十三歳になっている。胞衣を乞うのは、癲癇の薬方やくほうとして用いんがためであった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)