薬方やくほう)” の例文
旧字:藥方
天保六年のうまれであったから、病を発したのが十六、七歳の時で、今は二十三歳になっている。胞衣を乞うのは、癲癇の薬方やくほうとして用いんがためであった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)