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もみじざか
ふりがな文庫
“もみじざか”の漢字の書き方と例文
語句
割合
紅葉坂
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紅葉坂
(逆引き)
両側に桜並み木のずっとならんだ
紅葉坂
(
もみじざか
)
は急
勾配
(
こうばい
)
をなして海岸のほうに傾いている、そこを倉地の
紺羅紗
(
こんらしゃ
)
の姿が勢いよく歩いて行くのが見えた。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
六時以後は直ぐに近くの
紅葉坂
(
もみじざか
)
の自宅に帰って、家族と一緒に
晩餐
(
ばんさん
)
を
摂
(
と
)
る事にきめていたが、開業医の当然の責任として
少女地獄
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
旅館は出たがどこに行こうというあてもなかった葉子はうつむいて
紅葉坂
(
もみじざか
)
をおりながら、さしもしないパラソルの石突きで
霜解
(
しもどけ
)
けになった土を
一足
(
ひとあし
)
一足突きさして歩いて行った。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
いつ見ても新開地じみて見える
神奈川
(
かながわ
)
を過ぎて、汽車が横浜の停車場に近づいたころには、八時を過ぎた太陽の光が、
紅葉坂
(
もみじざか
)
の桜並み木を黄色く見せるほどに暑く照らしていた。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
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