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もみあげ
ふりがな文庫
“もみあげ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
揉上
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
揉上
(逆引き)
左の方に
鼻眼鏡
(
はなめがね
)
をかけて
揉上
(
もみあげ
)
を
容赦
(
ようしゃ
)
なく、耳の上で
剃
(
そ
)
り落した男が帳面を出してしきりに何か書いている。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ぼんやり視線を注いでいると、ふと敏子の耳が眼に止った。後ろにかきあげた
揉上
(
もみあげ
)
の毛に半ば隠れ、幾筋もの曲線をうねらし、
耳垂
(
みみたぼ
)
がしゃくれっ気味に締れ上っていた。
子を奪う
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
病気に
罹
(
かか
)
る前、ある友人と会食したら、その友人が短かく
刈
(
か
)
った余の
揉上
(
もみあげ
)
を眺めて、そこから白髪に
冒
(
おか
)
されるのを苦にしてだんだん上の方へ
剃
(
す
)
り
上
(
あ
)
げるのではないかと聞いた。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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