“もとね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
元値50.0%
元価33.3%
原価16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「では棟梁とうりょう元値もとねに買っておくんなさい。これが誰にでも穿ける靴ならば、わたしもこんなことを言いたくはありません。が、棟梁、おまえさんの靴は仁王様におうさま草鞋わらじも同じなんだから」
温泉だより (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
寧波ニンパオの自分の山に仰山ぎょうさん唐木があるによって、欲しいだけ元価もとねで積出させまッしょう、と申します。
今朝程一人のお客さんがお見えになりまして、このペンキは此方こちらの店で買つたのだが、不用になつたから原価もとねで買ひ戻して呉れまいかと仰有おつしやいます。