“もとどほ”の漢字の書き方と例文
語句割合
旧通100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まるで取替とりかへるあたひがないとへばそれまでだ、——あゝ、それがために、旧通もとどほりおうらかくして、木像もくざう突返つきかへしたのか。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
私の方では何処どこまでも旧通もとどほりになつて貰うて、早く隠居でもしたいのだ。それも然しお前さんの了簡がけんでは話が出来ん。その話は二の次としても、差当り誤解されてゐる一条だ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)