“もくねん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黙然91.9%
默然6.5%
黙念1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝ、大尽が忍んで出るのであらう、と丑松は憐んで、黙然もくねんとして其処に突立つて見て居るうちに、いよ/\其とは附添の男で知れた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
しかし、そこには、俊亮が默然もくねんと腕組をして立っていた。次郎は、彼と眼を見あわせた瞬間に、急に身動きが出来なくなってしまった。
次郎物語:01 第一部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
二人は黙念もくねんと腰かけたまま返辞をすることが出来なかった。若殿はニコニコ笑ったが
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)