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もくげがき
ふりがな文庫
“もくげがき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
木槿垣
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木槿垣
(逆引き)
暗い闇の中の提灯は、
木槿垣
(
もくげがき
)
を背にして立った荻生さんの蒼白い顔と父親の
禿頭
(
はげあたま
)
とそのほかの群れのまるく並んでいるのをかすかに照らした。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
その居宅は田鶴見子爵の邸内に在りて、裏門より
出入
(
しゆつにゆう
)
すべく、
館
(
やかた
)
の側面を負ひて、横長に三百坪ばかりを
木槿垣
(
もくげがき
)
に取廻して、
昔形気
(
むかしかたぎ
)
の内に
幽
(
ゆか
)
しげに
造成
(
つくりな
)
したる二階建なり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
否
(
いや
)
これは、東雲の光だけではない、置き余る露の珠が東雲の光と冷かな
接吻
(
くちづけ
)
をして居たのだ。此野菜畑の突当りが、一重の
木槿垣
(
もくげがき
)
によつて、新山堂の正一位様と背中合せになつて居る。
葬列
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
もくげがき(木槿垣)の例文をもっと
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