“むくげがき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木槿垣83.3%
槿垣16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど木槿垣むくげがきを一重隔てて南隣りは沈澱組ちんでんぐみの頭領が下宿しているんだから剣呑けんのんだあね
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
はらら来て雀れゆく木槿垣むくげがき風か立ちたる花のうごくは (九九頁)
文庫版『雀の卵』覚書 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
竹藪たけやぶの色、柿紅葉かきもみじいもの葉、槿垣むくげがき、熟した稲の、すべてを見るたびに、なるほど今はこんなものの有るべき季節であると、生れ返ったようにおもい出してはうれしがった。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)