“めしばち”の漢字の書き方と例文
語句割合
飯鉢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三本ともふしを中央に置き、その点を麻にて七巻き半巻きつけ、その上に金輪にあらざる飯鉢めしばちの蓋を載せ、その蓋の内には狐狗狸の三字を書し、その蓋の上には奇数の手を載するを規則とす。
妖怪玄談 (新字新仮名) / 井上円了(著)
古伊賀こいが水指みずさし種壺たねつぼでさえあった。あの茶碗ちゃわんは朝鮮の飯鉢めしばちであった。上手じょうての華麗な美で、よく「渋さ」の域に達したものがあろうか。もとより雑器のみが工藝ではない。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
婢は廊下まで持って来てあった黒い飯鉢めしばち鉄瓶てつびんって来たところであった。
水郷異聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)