“むろく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無禄80.0%
無祿20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柳生谷に古い豪族ではあるが、今は無禄むろく郷士ごうしにすぎない。当然、柳生父子おやこは庭へまわって、地上に座を占めた。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
莫大ばくだいに金がる、それは困ります、中々わし無禄むろくの浪人で金のる木を持たんから六七百両の金はない。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
剽盜おひはぎ泥棒ならあきらめて歸るがよからう。此通り無祿むろくの浪人者だ、一文も持合せがない。その上年こそ取つて居るが、拙者は腕が出來て居るぜ。ハツハツハツハツ」