“むねゆき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宗行66.7%
棟行33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また一族では、甥の鬼五郎助高をはじめ、鳥屋とや彦七、宇田川義直よしただ左摩さま大八、荒木宗行むねゆき、それに家職の車尾丹玄くるまおたんげんなどを加えても十五人にみたなかった。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
東下あづまくだりの路すがら、菊川きくがはの西岸に宿つて、末路の哀歌を障子に書きつけた中御門なかみかど中納言ちうなごん宗行むねゆききやうもさうである。
天竜川 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
なるほど鎌宝蔵院の槍の名残なごりの道場、棟行むねゆきは十二三間もあろうか、総拭そうぬぐい板羽目いたばめで、正面には高く摩利支天まりしてん勧請かんじょうし、見物のところは上段下段に分れて道場の中はひろびろとしている。