“むねすけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宗輔57.1%
宗介14.3%
宗佑14.3%
宗資14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗輔むねすけは年も不惑をすぎて、もう母親の手の届くところにはおりません、わたくしの手はもうあれには届きませんし、わたくしはただあれを信じているだけです」
そうして祖先は宗介むねすけと申して平安朝時代の城主であり、今でも魔界の天狗てんぐとして、どこかにいる筈でございます。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
我らのご先祖宗介むねすけ様が正親町おおぎまち天皇天正てんしょう年間に生きながら魔界の天狗となりこの八ヶ嶽へ上られてからはあらゆる下界の人間に対して災難をお下しなされたのだ。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
本庄喜助重正しげまさ、伊藤太左衛門方高まさたか、右田因幡統安いなばむねやす、野田喜兵衛重綱しげつな、津崎五助長季ながすえ、小林理右衛門行秀ゆきひで、林与左衛門正定まささだ、宮永勝左衛門宗佑むねすけの人々である。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
石見延元のむすめであり、良人おっとの原田宗資むねすけが元和九年に病死して以来、——そのとき甲斐宗輔は五歳であったが、彼女は船岡領四千百八十石のきりもりと、わが子の養育にうちこんで来た。