“みよきち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巳代吉66.7%
美代吉33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
デデンは唖の巳代吉みよきちが事である。唖で口が利けぬが、挨拶あいさつをする場合には、デデンと云う声を出す。彼は姦淫かんいんの子である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
小僧の巳代吉みよきちを呼んでもらひました、十七といふにしては大柄で、結構力仕事も出來さうですが、人間は少し甘口らしく、顏一面にすごいニキビの吹き出して居るのが氣になります。
銭形平次捕物控:260 女臼 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
頬冠りした主人の久さんは、例の厚い下唇を突出つきだしたまゝ、吾不関焉と云う顔をして、コト/\わらを打って居る。婆さんや唖の巳代吉みよきちは本家へ帰ったとか。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
墓地向うのうちの久さんの子女こどもが久さんを馬鹿にするのを見かねて、あんまりでございますねとうったえた。唖の子の巳代吉みよきちとはことに懇意になって、手真似てまね始終しじゅう話して居た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
三「えゝ美代ちゃん、へえ美代吉みよきち
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)