“みょうれい”の漢字の書き方と例文
語句割合
妙齢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
食う時はさもしそうに見え気の毒な感じをもよおすものであるまして妙齢みょうれいの美女の盲人においてをや春琴はそれを知ってか知らずか佐助以外の者に飲食の態を見られるのを
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
夜も日も泣きはれた眼をしていて、笑いざかりの妙齢みょうれいを、笑顔一つ見せなかったものだが、いつか城中の人々にもつき、秀吉のらいらくな調子にもアヤされ、三人の姫はみな、秀吉を
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
妙齢みょうれいの婦女子の懺悔ざんげを聴き病気見舞と称する慰撫いぶをこころみて、心中ひそかに怪しげなる情念に酔いしれるのを喜んだ。
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)