“みのちごおり”の漢字の書き方と例文
語句割合
水内郡100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
典「汝は其様そんなことを云って隠してもいけねえ、先刻おれが笈摺を見たら、信州水内郡みのちごおり白島村白島山之助と書いて有った」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
水内郡みのちごおり荻原おぎわらに、伊藤豊前守忠縄ぶぜんのかみただつなというものがあって、後堀河天皇の天福元年(四条天皇の元年で、北条泰時やすとき執権の時)
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
伝吉は信州しんしゅう水内郡みのちごおり笹山ささやま村の百姓の一人息子ひとりむすこである。伝吉の父は伝三と云い、「酒を好み、博奕ばくちを好み、喧嘩けんか口論を好」んだと云うから、まず一村いっそんの人々にはならずもの扱いをされていたらしい。
伝吉の敵打ち (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
こゝにお話は二つに分れまして寛政九年八月十日の事でございますが、信州水内郡みのちごおり白島村しろしまむらと申す処がございます。是は飯山いいやまの在で山家やまがでございます。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)