“みつぎもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
貢物89.5%
御調物10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
シーザーへの貢物みつぎものは、常に神への貢物の残りに過ぎない。王侯といえども教義の前には何らの力をも持たないのである。
彼女たちは互いに、自分の貢物みつぎもので杢助の注意をひこうとしながら、互いに押したり叩いたりした。華やいだ声できいきい叫びながら土間の中へ入っていった。
似而非物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
然れども大后より始めて、諸卿まへつぎみたち堅く奏すに因りて、天の下治らしめしき。この時、新羅しらぎ國主こにきし御調物みつぎもの八十一艘やそまりひとふね獻りき。ここに御調の大使、名は金波鎭漢紀武こみはちにかにきむといふ。
しかし皇后樣をはじめ臣下たちも堅くお願い申しましたので、天下をお治めなさいました。この時に新羅の國主が御調物みつぎものの船八十一艘を獻りました。その御調の大使は金波鎭漢紀武こみぱちにかにきむと言いました。