“みごうしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見巧者83.3%
看功者16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その雛段にも連中はならんだから、魚河岸うおがしとか新場とか、大根河岸だいこんがしとか、吉原や、各地の盛り場の連中見物、その他、水魚連すいぎょれんとか、六二連ろくにれん見連けんれんといった、見巧者みごうしゃ、芝居ずきの集まった
なかなか見巧者みごうしゃというやつがいて、役者がドジをやると半畳をうちこんだものだが……そいつがすきがなかったね、聞いていて胸の透くようなやつがあったくらいだから、役者にもピンと来て
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
結局が百日鬘ひゃくにちかずら青隈あおぐま公卿悪くげあくの目を睨合にらみあいの見得みえで幕となったので、見物人はイイ気持に看惚みとれただけでよほどな看功者みごうしゃでなければドッチが上手か下手か解らなかった。
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)