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見巧者
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みごうしゃ
ふりがな文庫
“
見巧者
(
みごうしゃ
)” の例文
見巧者
(
みごうしゃ
)
をはじめ、芸人の仲間にも、あわれ梨園の眺め唯一の、白百合一つ
萎
(
しぼ
)
んだりと、声を上げて惜しみ悼まれたほどのことである。
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
見巧者
(
みごうしゃ
)
という人々からも賞讃され、一座の鶴枝、米花等もみな相当の達者揃い、その時の富樫は鶴枝で、これがまた左団次張り、この勧進帳で粂八は大いに売り出したものです。
明治世相百話
(新字新仮名)
/
山本笑月
(著)
その雛段にも連中は
並
(
なら
)
んだから、
魚河岸
(
うおがし
)
とか新場とか、
大根河岸
(
だいこんがし
)
とか、吉原や、各地の盛り場の連中見物、その他、
水魚連
(
すいぎょれん
)
とか、
六二連
(
ろくにれん
)
、
見連
(
けんれん
)
といった、
見巧者
(
みごうしゃ
)
、芝居ずきの集まった
旧聞日本橋:24 鬼眼鏡と鉄屑ぶとり(続旧聞日本橋・その三)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
なかなか
見巧者
(
みごうしゃ
)
というやつがいて、役者がドジをやると半畳をうちこんだものだが……そいつが
隙
(
すき
)
がなかったね、聞いていて胸の透くようなやつがあったくらいだから、役者にもピンと来て
大菩薩峠:23 他生の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
権十郎は家柄がいゝのと、年が若くて男前がいゝのとで、御殿女中や若い娘達には人気があって「権ちゃん、権ちゃん」と頻りに騒がれていたが、
見巧者
(
みごうしゃ
)
連のあいだには余り評判がよくなかった。
三浦老人昔話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
巧
常用漢字
中学
部首:⼯
5画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“見巧者”で始まる語句
見巧者連