“みえいどう”の漢字の書き方と例文
語句割合
御影堂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よいあんばいに、おぼろつきがさし昇って来ましたから、ここに立ったままでも絵図をさすように、この上の院のお墓、御影堂みえいどう、観月亭。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
年頃同宿の尼が本国へ帰り下る時、その像を知恩院へ寄附した。当時御影堂みえいどうにある木像がそれである。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
高野山の方でも御影堂みえいどうの大師のお姿が、毎年のお衣替ころもがえにはすっかり法衣のすそを切らせておられるなどという話も出来ているが、もしもこうしたさまざまの話を聴いたならば
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
如何いかに質素倹約のものであったか思いやられて尊い。今の御影堂みえいどうの跡がそれである。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)