“まんば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
漫罵69.2%
慢罵23.1%
謾罵7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……言葉は俺の方が上手じょうずだが、貴様もそんなことを言ったな。けれども貴様、それは漫罵まんばだ。貴様はいったい何を提唱した。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
いかなる嘲笑も慢罵まんばも攻撃をも、一切超越せねば、決して新しい仕事はできないのです。新奇な運動はおこせないのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
熟客じゅっかくと共に来た無学の貴介子弟きかいしていなどは、さいわいにして謾罵まんばを免れることが出来ても、坐客があるいは句をつらねあるいは曲を度する間にあって、みずかて欠然たる処から、独りひそかに席を逃れて帰るのである。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)