“まえお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
前措50.0%
前提25.0%
前緒25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老舗しにせの奉公人の常として、実直すぎて前措まえおきも諄々くどくどしいが、つづまる所、要旨は、次のようなことだった。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そう前提まえおきして、清経は、頼朝のめいとして、次のような事を伝えた。
日本名婦伝:静御前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
道也先生は親指のくぼんで、前緒まえおのゆるんだ下駄を立派な沓脱くつぬぎへ残して、ひょろ長い糸瓜へちまのようなからだを下女の後ろから運んで行く。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)