“へいげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
平原88.2%
平野5.9%
炳現5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風が強く吹く折には倒れそうな見上げる様な石塔でございまして、此処は一里四方平原へいげんで人家もなければ樹木もない処でございます。
梅雨つゆの間は二里の泥濘どろみちが辛かった。風のある日には吹きさらしの平野へいげんのならい、糸のような雨が下から上に降って、新調の夏羽織もはかまもしどろにぬれた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
一心法界の海に森羅万象が映って一時に炳現へいげんすると観るのである。そこに一切法の縁起の無尽があり、事々の無礙むげがある。