“ぶんごぶし”の漢字の書き方と例文
語句割合
豊後節100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
使命をなかばにしてズタ斬りとなるか、無念の鬼となろうとしているのを、世間はよい絃歌げんかさわぎで、河岸を流す声色屋こわいろやの木のかしら、いろは茶屋の客でもあろうか、小憎いほどいいのど豊後節ぶんごぶし——。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
名古蝶なこちょう八の物真似ものまね一座を筆頭に辻能つじのう豊後節ぶんごぶしの立て看板。野天のでんをみると、江戸のぼりの曲独楽きょくごま志道軒しどうけんの出店。そうかと思うと、呑み棒、飴吹あめふき、ビイドロ細工、女力士と熊の角力すもうの見世物などもある。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)