“ぶどうづる”の漢字の書き方と例文
語句割合
葡萄蔓100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がま稈心みごしな葡萄蔓ぶどうづる、麻糸、木綿糸、馬の毛など様々なものが使われます。新庄しんじょうの市日などにざいからこれを着て出てくる風俗は、都の者には眼を見張らせます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
にんじんは、そこで、ある時はおじさんが鶴嘴を使うのを眺め、一歩一歩その後をつけ、ある時は、葡萄蔓ぶどうづるたばの上で寝ころび、空を見上げて柳の芽を吸うのである。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
と仰りながら僕を長椅子ながいすすわらせて、その時また勉強の鐘がなったので、机の上の書物を取り上げて、僕の方を見ていられましたが、二階の窓まで高くあがった葡萄蔓ぶどうづるから
一房の葡萄 (新字新仮名) / 有島武郎(著)