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ふちど
ふりがな文庫
“ふちど”の漢字の書き方と例文
語句
割合
縁取
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縁取
(逆引き)
岸を上って、山と山との谷間の細道を、
暫
(
しばら
)
く行くと、地下へのトンネルが、古風な
赤煉瓦
(
あかれんが
)
の
縁取
(
ふちど
)
りで、まるで坑道へでも下る様に、ポッカリと黒い口を
開
(
あ
)
いている。
地獄風景
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
その馬道は
羊齒
(
しだ
)
の
土堤
(
どて
)
の間を通り、ヒースの茂りを
縁取
(
ふちど
)
つてゐる荒れ果てた幾つかの小さな牧場
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
諸君がもし折があって、コルシカ島の
金山
(
モンテ・ドロ
)
の麓を旅行されるならば、はるかなる森蔭から、黒柳で
縁取
(
ふちど
)
りした深い谿谷の底から、今もなお優しい草津節を聞かれるであろう。
ノンシャラン道中記:05 タラノ音頭 ――コルシカ島の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
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