“ふきとお”の漢字の書き方と例文
語句割合
吹通100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おなじやうに吹通ふきとおしの、裏は、川筋を一つ向うに、夜中は尾長猿おながざるが、キツキと鳴き、カラ/\カラと安達あだちはら鳴子なるこのやうな、黄金蛇こがねへびの声がする。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ただの木綿の襦袢に取替え、ストーブも余りに焚かぬようにして、洋服は馬に乗る時ばかり、騎馬の服とめて、不断ふだんは純粋の日本の着物を着て、寒い風が吹通ふきとおしても構わず家にも居れば外にも出る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)