“びんつけあぶら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鬢附油50.0%
鬢付油50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ローマの婦女ことごとくその真似もならず、香具師の工夫で驢乳を脂で固めて鬢附油びんつけあぶらごとき板とし売った。タヴェルニエー説に、東欧のノガイ人は馬肉や馬脂を熱して金創にけ、神効ありというと。
顏へすゝを塗る手は古いが、眼尻へ鬢附油びんつけあぶらを塗つて、頬の引つつりをかうで拵へるとは新手あらてだつたね。
なかったのだ、鬢付油びんつけあぶらが。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
平次は、油障子に大きな碇を描いた入口の隣——砥石といし鬢付油びんつけあぶらや剃刀やはさみを並べた格子を指しました。