“びせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
美声40.0%
尾生20.0%
微生20.0%
美晴20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そう叫んだのは同じ妖女の声だったが、咄嗟とっさの場合、作り声ではなく、彼女の生地きじの声——たまのように澄んだ若々しい美声びせいだった。——ああ、とうとう探偵の覆面は取り去られたのだった。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
尾生びせいは橋の下にたたずんで、さっきから女の来るのを待っている。
尾生の信 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
まして老将軍すら、一命を投げ出して、計りごとにかかっておられるのに、どうして小生らが、微生びせいを惜しみましょう
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
正月に入って、連日れんじつ美晴びせい
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)