“ひらしま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
平島66.7%
平洲33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それだからバンギ(肥前ひぜん平島ひらしま)と謂ったり、ヨサイギモン(下甑島しもこしきじま)と謂ったり、ヨウマアサマ(伊豆いず新島にいじま)と謂ったりする。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
アガレは東方、日の昇る処、平島ひらしまはすなわち地平の線上に横たわって、しばしばもやや荒波におおい隠される島であった。『おもろ草紙』の巻十三にはアガルイの三島、テダが穴の三島という句がある。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
此時又一人の壮者わかものが来て従学した。これは尾張国平洲ひらしま村の豪士細井甚十郎の次男甚三郎であつた。甚三郎はたま/\大湫と生年を同じうしてゐて、当時二十に近かつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)