“ひはぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
引剥60.0%
劫盜20.0%
劫掠20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「では、おれ引剥ひはぎをしようと恨むまいな。己もそうしなければ、饑死をする体なのだ。」
羅生門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
わが帆木綿の上なる穉子をゆすぶる傍にて、媼はうみつゝ、我に新しき祈祷を教へ、まだ聞かぬひじりの上を語り、またこの野邊に出づる劫盜ひはぎの事を話せり。
我が住める怪しき家、劫盜ひはぎかばねをさらしたる處、おそろしき水牛、皆其筆に上りぬ。
げにも羅馬とナポリとの間ほど、劫掠ひはぎに便よきところはあらざるべし。