“ひのかみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヒノカミ
語句割合
火神33.3%
日神33.3%
樋之上33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
光秀は火神ひのかみの拝殿で聞いた神官の話がふと思い出されて、漆黒しっこくの宇宙に跳梁ちょうりょうする天狗の姿を脳裡のうりに描いていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
火神ひのかみには、火のもの断ちをして祈れば、霊験れいけん疑いなしと聞くが如何であろう?」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「大日本は神国なり。天祖始めてもとゐを開き、日神ひのかみ長く統を伝へ給ふ。我が国のみこの事あり。異朝にはその類なし。この故に神国といふなり」
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
富士川もよりには、和田わだ樋之上ひのかみの七、八百大島峠おおしまとうげにも三、四百余の旗指物はたさしもの、そのほか、津々美つつみ白糸しらいと門野もんののあたりにある兵をあわせておよそ三千あまり
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)