“ひとまろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
人麿47.1%
人丸29.4%
人麻呂23.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先ず日本で言えば、芭蕉ばしょうや、人麿ひとまろや、西行さいぎょうやが、そうであった。彼等は人生の求道者であり、生涯を通じてのロマンチックな旅行家だった。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
皆社会外に立てる人にあらずして要するに詩作家たるのみ、人丸ひとまろ赤人あかひと憶良おくら家持やかもちまた人格の察すべきなく、今日においてはただその詩作家たるを感ずるのみ、以上の諸大家
絶対的人格:正岡先生論 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
(本を取り上げて開ける)……えゝと、(朗読)人麻呂ひとまろ。ぬばたまの黒髪山の山菅やますげに、小雨降りしき、しくしく思ほゆ。……ぬばたまのは枕言葉。
浮標 (新字旧仮名) / 三好十郎(著)